ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

カナダでホスピス看護師をしています。2009年9月からバンクバーの某大学院 でMaster of Science in Nursing を始めました。End of Life CareのCNSになれるようにがんばります。半学生、半看護師の生活です。そして3児の母親でもあり、カナダ人の夫とは11年たっても熱愛中でごじゃいます。ブログに登場する人物名はすべて仮名です。

大根の葉

ChoicesMarketで大根の葉つきが売れてると聞き、行ってきました。あるある。緑の長い葉っぱが付いているではないかー。とってもうれしくなりました。白かぶもあったけれど、ピンポン玉のように小さい。でもやわらかくておいしそう。頭が紫のかぶは日本のと違って繊維が多いから、白かぶにうっとり、、、でも小さいということで買いませんでした。

早速夕飯に!刻んでゴマ油でジャーっと炒めて、ちりめんじゃこ(T&Tで購入)を混ぜて、いりゴマとしょうゆで味付けてご飯にかける!日本の大根の葉に比べ味が薄い(あのぴりっとした苦味と風味がない)けれど、しゃきしゃきしておいしいーと大満足でした。

もっと身近にあってくれればいいのに、毎週買いに行くのもちょっと遠いよね。もっと買っておけばよかったとちょっと後悔。

日本ではこんなにありがたがって食べなかったのにねー。海外生活って不思議ですよ。

子供にとって必要なもの

職場復帰2週目。早起き、長い労働時間でぐったり。それでも家に帰ればかわいい絵里佳の笑顔が見れると、はりきって帰路を急ぐ。

今日帰ってみると、AJは夕食を済ませていないし、Brodyはテレビを見てごろごろしている!一体何をしていたのー!とイライラしてしまった。私やお父さんがいなくても、毎日することは同じようにしていかなきゃ!とひとつずつ正していく。住み込みさんもまだ3週目、絵里佳の面倒はよくみれても、やはり、口の立つあの二人を相手にするのは難しそう。彼女にコツを教えながら、なんだか意地悪ばあさんみたい、、。と自分でうんざりする。AJとBrodyがもっとしっかりしてくれればいいのに、、、とぶつぶつ。

絵里佳に比べて二人はもう子供じゃないとついつい思ってしまう。絵里佳は大人の手がなければ生きていけないけど、2人は大丈夫のような感じで。だからいつもしっかりして!と昔のように手取り足取り手伝ってあげることができないんだから。かわいそうに妹が生まれたおかげで、2人のケアが手薄になっている。

帰宅後いきなり、こんな調子だから、家中険悪な雰囲気。絵里佳が寝入ってから、アーこれではいけない!とシャワーを浴びてすっきりした後、Brodyの本読みを手伝い、3人で本を一冊読んだ。そうすると、私の両隣に座った2人の顔が見る見る明るくなり、笑ったり、昔のようなかわいい顔を見せてくれる。ベッドに寝入るころにはママIloveYouとちゃんとキスとハグをして、気遣いの言葉までくれる、明日は夜勤だから朝早起きしないで、ゆっくり休んでねと。私の気持ちも穏やかになっていく。

私は職場復帰と絵里佳のことで頭が一杯だし、だんなは仕事で超忙しいし、AJとBrodyもどこかでそういう私たちのことを察知していたのかな?子供って何歳になっても親のケアが必要だなあと。絵里佳のことばかりではなく少し2人にも目を向けなくてはと思った夜でした。


ついに職場復帰の日

この一週間とても忙しかった。日本からの住み込みさんがやってきて、オリエンテーションをしたり、自分自身も新しい職場のオリエンテーションの本を(マジで電話帳より厚い)読んだり、なんていったって、絵里佳の寝かしつけ作戦。

くじけそうになったり、苛立ったりして、ようやくおっぱいなしで、10-11時間夜を通して眠るようになりました。(ちょっぴりさびしいけど、やっぱりうれしい。夜の睡眠が十分取れるのはいいことだ)

でも昨夜はどうしたことかぐずついていたし、寝顔を見に行って、この子を家に残して13時間も家を空けるなんて!と思い、涙が止まりませんでした。ベッドの中でいつまでも泣いて、絵里佳より私のほうが耐えられないかも、と不安になりました。結局夜はほとんど起きていて、それが絵里佳に伝わるのか、彼女も寝ながら泣いていました。

朝が来てげっそりした顔、目も泣きすぎのため、腫れていたけれど、化粧をして少しみれる顔に。絵里佳の顔を見たらつらくなるからと、ちょっとだけ寝顔を見て、車に直進!自分でI can do it!とぶつぶつ言いながら職場に向かいました。

休憩の度に家に電話をして、様子を伺い名札の裏に張った笑顔一杯の絵里佳の顔を見ながら働きました。12時間勤務は長いよー!他の仕事場やローテンションに変わりたいと思いました。でもだんな曰く、その分休みの日が多いから、子供の成長を逃さず見ていけるから、がんばれと。そうよね、3日働いたら、4日休みだし、、、。今度の休みはしっかり絵里佳と遊ぶぞ!とそればかり考えました。

車を飛ばして帰って来て、玄関前の階段も一っ飛びで駆け上がり、絵里佳と対面!泣いて抱っこでもせがむのかと思いきや、怒ったような顔を見せてから、だんなの胸に顔を埋めている。アーその顔!私の心にぐさりとくる、、、。でも足は喜びを隠せない彼女。ピョコピョコととても激しく動かしている!!ぎゅーっと抱きしめてしまいました。その後、約束した通り一緒にお風呂に入って、本読み、そして彼女はすぐに寝てしまいました。

終わってしまえば、思ったよりは良かったと思える一日。昨日よりはずっと気分が軽い。きっと、私も絵里佳も一日一日、こういう状況に慣れて行くのだと思う。働く母親として第一歩を踏み出した今日でした。  

大掃除

掃除は大嫌い。今まで掃除は全部だんなの仕事だったので、過去6年間私は掃除をしていなかった。(日本と違って家事分担っていいですねー)でも育休を一年取ったので、私の家事分担の比率が上がり、この一年私がするはめに、、。

それでもって今の家に引越しして以来、もっと掃除嫌いになりました。家が大きすぎる!HWの床は見た目にいいけど、誇りの塊が3日もしないうちに出現する。たった一週間に一度なのに、エーまたするの?!というくらい重労働に思える。いやー絵里佳が泣き出して、、とか理由をつけては全部しない日もあった。ブラインドもありすぎ!前の家はカーテンだったから良かったけど、見るだけでうんざりする。誰が一枚一枚拭くものか!と誇りの堆積は進む一方、、、。

そんなこんなで、あまりきれいにしていなかった私の家。喘息もちのくせに、なんていい加減なのだろう。

長い間居候していた義姉も出て行き、日本から絵里佳の世話をするために、住み込みさんがやってくる!ということで家中家族総出で大掃除。一年間の私のいい加減な掃除の跡が見え見え!2日間もみんなでがんばりました。一人じゃないとやる気も出る!なんだか日本の大掃除を思い出す。

大掃除って良かったなー。どうしてもしなくちゃという気にさせられる。家族そろってやるところもいい。きれいなお風呂で体を温めて、その後雪の降る中、除夜の鐘を付きに行って、お寺の境内で、おでんを食べる!おいしいー。すっきりした気分で新年が迎えられる。

カナダではスプリングクリーニングというらしいからちょうどよかったかな?新年ではないけれど、新しい家族を迎えて新しいスタートが切れそうです!もうこれで掃除とはしばらく、おさらばー!Yahoo-

親子仲良く

今日娘とお稲荷を作りました。12歳の彼女は最近ぐーんと大きくなって、背も私より高いだけではなく、大人びてきました。(どうしてこっちの子供って成長が早いのだろう?)彼女はお稲荷をつめるところだけをしたのだけれど、喜んでしていました。

それにしても、彼女の手先の不器用さには参ってしまう。昔から折り紙を教えても、隅と隅が合わせられないし、はさみでまっすぐ切ることもできない。だから、説明して手本を見せても、皮を破いてしまったりする。でも”ほら、ギョーザだって、最初は下手だったけど、だんだん上手になってきたじゃい!最初からうまくできる人なんかいないんだから、がんばる!”と励ましている私。変わったなーと自分で感心。

昔は彼女にイライラしてどーしてこんな簡単なことができないの!と怒ってばっかり、反抗期が始まったころに、ママは私が何にもできない子だと思っているんでしょう!?ママが完璧すぎるのよ!ママなんか大嫌い!ママからは何も習いたくない!などと涙ウルウルの顔で言われても、ふん!母親に似てかわいくないとしか思わなかった。私はね意地悪な継母なんだから忘れないようにとまで念を押すほどでした。継子2人はかわいいけれど、自分の子ではないし、私は永遠に彼らの母親にはなれないのだと、自分の心にどこか壁をめぐらせているところがあった。

念願の娘が生まれて、それでも私は継子2人を家族外のところに位置づけていた。よくだんなに絵里佳は私の子、AJとBJはあなたの子と言って怒られたものだ。でも最近絵里佳がどんどん大きくなって、お兄ちゃん、お姉ちゃんをとても慕っているし、2人とも本当にかわいがってくれる。1週間後とにしか一緒に暮らせないけれど絵里佳は素敵なお兄ちゃんと、お姉ちゃんがいて幸せとだ思えるようになった。

先週AJはフランス語の宿題で家族についてレポートを書いていた。母親の所に私を記入して、祖父母の所にも私の両親の名前を書いている!彼女の実の母親については一言も書かれていない!年頃になって、女性と結婚した実母について書きたくないのが多分一番の理由だと思うけれど、私はとてもうれしかった。

お稲荷を作っているとき、BJに私は意地悪な継母、、、とまた言ってしまったというと、AJは笑って知ってるよ、でもママは面白いことも言うし、本当は私たちのこと好きなんでしょうと。私もママのことは大好きよと肩と肩をぶつけてきた。なんだかくすぐったい。実は彼女の方が大人になったのかもしれない。
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