ダイエット、、、私は一度もこういうことをしたことがなかった。だってどんなに体重が増えようとも、食べることが大好きなことと、何時死んでも悔いが残らないようにしっかり好きなものを好きなだけ食べなきゃと言う思いがあったからだ。そんな私が最近ダイエットを始めた。と言うよりも食事療法。

妊娠を目標に慢性疲労の改善と体調を100%にするためにキャシー先生にいろいろ検査、治療(といってもNaturalPathなのでハーブなどで)してもらううちに行き着いたものが、Candida Alibicans。何でもストレスが高かったり、ホルモン治療、抗生剤の使用などで腸管内にカンジダ菌が爆発的に増殖。そのお陰で他の良い菌たちが減少し、食べても栄養を消化吸収することができない状態という。Vegatestというものを行ったらたくさんの食物に体が拒絶反応を示していた。

これを治すためにハーブ系の薬はもちろんのこと、食事療法も合わせて行わなければならない。カンジダ菌は甘いものとイースト菌とストレスホルモンが大好き。それを全面的にカットする食事。その上Vegatestで陽性に出たものすべても止める。これをまず6週間してくださいと。これを言い渡された時のショックと言ったら、、、、、

テストで陽性に出たもので驚きだったのが、オレンジ、トマト、ツナ、かに、きゅうりにキャベツにマッシュルーム。小麦、大麦系、乳製品は全滅、ナッツ系も全滅。塩や酢、蜂蜜まで陽性。アルコール類やビールを作るのに必要な原料品のほとんどに陽性。保存料や乳化剤やMSGなどにも陽性でシリアルや市販されているクッキーやソースなども全面禁止。お米と卵、豆類が陽性でなくてよかった~。もともと牛乳は全く飲まないし、パンやパスタもあまり食べないから、大丈夫と思ったのが間違いだった。普段は食べなくても、食べては駄目と言われると、食べたいと思ってしまう。ダイエットはまさに欲求との戦いだ~。それから大好きなお酒類が全く飲めない。コーヒー紅茶も駄目なのでお湯をすすっている。毎日3回ご飯を食べて飽きてきた。そこで、QuinoaやKamutなどを使ったパンケーキなどを作ってみたけれど、生臭い感触で、、、、。砂糖は絶対駄目と言われて、じゃあその代わりにメープルシロップを使えばいいやと思ったら、それも駄目、黒蜜や黒糖もだめ。日本食も作ることもままならず、最初の一週間はイライラ最高潮!

イライラすればカンジダちゃんが喜んで増殖するから、自分で少し緩めることを決意した。だいたい北米では、パスタやパン乳製品(カナダは乳製品の消費量が一位だそうだ)、冷凍食品、保存食の消費量が高い。以前にも書いたが摂取カロリーは高くても、栄養価が低い食事だと私は思う。私は自分で野菜のピクルスも作るし、パスタソースも自家製だ。シリアルを毎朝食べたりしない。そんな私を他の北米人と一緒にされては困る(しかし、テストの結果で体がたくさんの食品を拒否しているのが問題なのだけれど)。

日本では簡単クッキングとして重宝される電子レンジ。キャシー先生をはじめ多くの人がレンジは栄養素を壊すどころか、発がん性の恐れがあるという。日本ではたくさん使っていた市販のソース類。カレーやシチューのルー。カップラーメンにレトルト食品。今思い返すとすごい量の保存料を摂取していたと思う。手間を省くために便利なものにあふれた日本。忙しい私にはありがたいものだった。しかし、新鮮な食物であれば冷蔵庫の中でも腐食していくもの、それを長い間保存できるのだから、すべてのものに化学成分が含まれていて当然なのだろう。もしかしたらそういう食品を取り続けたから今の体の状況になったのだろうか。

キャシー先生の勧める本には素材のおいしさを使った素朴な料理方法ばかりだ。マヨネーズの作り方まで載っている。便利社会とおさらば、もっと人間の生活の基本に戻るときなのだろうか。