被災した方にお金が届きますように。阪神大震災の時にも注目されたが、長期の支援の大切さ。がんばるTシャツの発起人Shinjiさんはそこのところを考えてこの企画を始められました。話せば話すほどShinjiさんの被災者の方への細かいお心使いが伺える。

時間がたって阪神のことが忘れ去られた、東北にはそうなって欲しくないと、身につけることができるTシャツによって何ヶ月たっても、何年たってもまだまだ苦しんでいる方がおられることを思い出して、自分でできる範囲で活動をして欲しいと。売上金が一時的な支援金につながることが唯一の目的でないこと。デザインは人が立ち上がっているのは背中側、手を握り合っているのは前側になるデザイン。被災地の方にとって多くのものをなくし、心を奮い立たせても立ち上がれない悲しさ。そういう方々にとってはこぶしを握りしめて立ち上がっている姿が全面に出るのははつらすぎるのでは、そういうデザイン直視すると心の傷が深くなるのではないか、と。被災そして支援された方がだからこそわかる心配りだと思う。Shinjiさんはカナダや地元だけのものではなく世界中の人に支援の輪(和)が広がるように世界中にTシャツを売ることを目標に入れられています。

ShinjiさんはTシャツ業者の方ではありません。これに乗じて儲けをしようとしている方でもありません。Tシャツ販売にいたってそういうことが末端で起こらないようにするには、どうするべきか基本的な枠組みも作っておられます。中心的に活動されている方は56人いるそうです(グループリーダーになったくせにまだ一度もミーティングに行っていない私)。注文、お金の管理、流通、広報などなどやるべきことは山済みだけれど、少しずつ進歩を遂げられています。無償で自分の時間をたくさん費やして、本当にがんばられておられます。私と旦那も力になるようにPDFのチラシや注文用紙の作成。各学校、団体への協力要請書などの作成をしました。販売活動も数箇所で計画している。今期の勉学が終われば本格的に活動を始める予定にしている。

カナダではもう地震のニュースは聞かなくなりました。しかし東北地方では仮設住宅の建設の遅れなどから、まだまだ避難生活を強いられている方が大勢おられます。義援金、支援金、募金活動が一時的なものにならず、息の長い長期的なものになりますように。

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