ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

カナダでホスピス看護師をしています。2009年9月からバンクバーの某大学院 でMaster of Science in Nursing を始めました。End of Life CareのCNSになれるようにがんばります。半学生、半看護師の生活です。そして3児の母親でもあり、カナダ人の夫とは11年たっても熱愛中でごじゃいます。ブログに登場する人物名はすべて仮名です。

恋しい日本

いろんなところで、いろんな形で

震災から一ヶ月以上たってもいろんなところで、いろんな形で復興支援目的のイベントや募金集めがされている。

      
まずはこれ、、、素晴らしすぎる。尊敬です。ここをクリックするとサイトに飛びます。

以下メールの抜粋です。
ー震災後間もなく、子ども達(泰と晟)が知らぬ間にここの赤十字とメールでやりとりをし、自分たちで募金のサイト(カード払いで直接赤十字に送られるもの)を立ち上げました。
どうやらカナダのTerry Foxからヒントを得て、東京ー仙台間の距離となる合計303kmをそれぞれ走ることで(場所は問わず)募金を集められないかというものでした。(類似したもっと大規模なサイトも見つけましたが…。)
当初は子どもの顔と名前を公にすることへのためらいや、中途半端になってしまいはしないかという不安がありましたが、やはり親としては二人の思いに賛同し、微力ながらも協力できたらと、こうしてメールをさせて頂きました。ー

子供たちで親を経由せずに赤十字に掛け合ったその機動力に感心させられました。

       
こちらは学校あげての活動。ローカルな情報ですが、、、。

Topham Elementary Schoolにて
4月15日 (金) 3:00〜4:00
バザー。ラムネ、生徒のお母様方が作られたもち等、数々の日本製品の販売。

5月5日 (木) 5:00〜7:00
子供の日のお祭り。太鼓グループの演奏、もちつき、相撲ゲーム等。
こちらも上記の様なバザーもあります。

お時間の取れる方は是非覗いてみてください。

場所は21555 91st Ave Langley
Tel: 604-888-6111

ここは日本語を授業に取り組んでいる学校。がんばれー

       
それからがんばるTシャツ企画の方は初版のTシャツが刷り上り、

バンクーバージャパニーズガーデナーズ協会(VJGA)主催の第35回植木市にて、頑張る日本Tシャツを販売することが決定しました!(VJGAの皆様、ご協力有難うございます。)実際にTシャツをみて購入できる良い機会です。少しでも多くの義援金が送れるよう、皆様のご協力をお願い致します。

植木市の詳細:
4/17(日) 10:00am ~ 2:30pm (雨天決行)
4291 Slocan St,(&27 ave)

ここへは私もお手伝いに行きます。

今でも続く余震、電力不足、原発問題など、心が痛みます。本当にお金が必要な人たちへお金が届きますように

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

義援金、支援金、募金活動

被災した方にお金が届きますように。阪神大震災の時にも注目されたが、長期の支援の大切さ。がんばるTシャツの発起人Shinjiさんはそこのところを考えてこの企画を始められました。話せば話すほどShinjiさんの被災者の方への細かいお心使いが伺える。

時間がたって阪神のことが忘れ去られた、東北にはそうなって欲しくないと、身につけることができるTシャツによって何ヶ月たっても、何年たってもまだまだ苦しんでいる方がおられることを思い出して、自分でできる範囲で活動をして欲しいと。売上金が一時的な支援金につながることが唯一の目的でないこと。デザインは人が立ち上がっているのは背中側、手を握り合っているのは前側になるデザイン。被災地の方にとって多くのものをなくし、心を奮い立たせても立ち上がれない悲しさ。そういう方々にとってはこぶしを握りしめて立ち上がっている姿が全面に出るのははつらすぎるのでは、そういうデザイン直視すると心の傷が深くなるのではないか、と。被災そして支援された方がだからこそわかる心配りだと思う。Shinjiさんはカナダや地元だけのものではなく世界中の人に支援の輪(和)が広がるように世界中にTシャツを売ることを目標に入れられています。

ShinjiさんはTシャツ業者の方ではありません。これに乗じて儲けをしようとしている方でもありません。Tシャツ販売にいたってそういうことが末端で起こらないようにするには、どうするべきか基本的な枠組みも作っておられます。中心的に活動されている方は56人いるそうです(グループリーダーになったくせにまだ一度もミーティングに行っていない私)。注文、お金の管理、流通、広報などなどやるべきことは山済みだけれど、少しずつ進歩を遂げられています。無償で自分の時間をたくさん費やして、本当にがんばられておられます。私と旦那も力になるようにPDFのチラシや注文用紙の作成。各学校、団体への協力要請書などの作成をしました。販売活動も数箇所で計画している。今期の勉学が終われば本格的に活動を始める予定にしている。

カナダではもう地震のニュースは聞かなくなりました。しかし東北地方では仮設住宅の建設の遅れなどから、まだまだ避難生活を強いられている方が大勢おられます。義援金、支援金、募金活動が一時的なものにならず、息の長い長期的なものになりますように。

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

2週間がたち

震災から2週間がたちました。死亡者数はどんどん増えるのに、行方不明者は減るどころか増えて、毎日インターネットのニュースに釘付けです。生存者の方のお話は心が痛むものばかりで、何かしたい!と心を動かされます。

看護師なのでボランティアで医療活動ができないかと考えました。入っているメーリンググループの関係でそのひとつに参加しようと思っていました。しかし現時点は返事待ち状態。そんな中、原発問題が悪化。カナダは日本への渡航を自粛するようにしているので(危険区域として)、旅行保険を買っても何かあったとき保障してもらえない状態。旦那や家族はもちろん大反対。何かあったらどうするのかと。飛行機は飛んでいる。しかし、帰省を断念した日本人の友達もいる。独り身でないので慎重に考えなければならない。

こちらにすんでいる日本人の人たちは募金集めに力を入れている。仕事場で公共の場で。ボランティアを進んで行っている人たちに脱帽だ。ウェブサイトを立ち上げた人もいる。

JALのマイレージやSaveonfood(食料品店)やShoppersdrugmart(薬局)のポイントを寄付することもできる(それぞれがポイントをお金に換算して赤十字に寄付する)。カナダの電話局が日本への電話を無料としている。Japanaチャンネルが無料で視聴できた(今もしているのかは知らない、テレビは見ないので)。日本人同士でTシャツを作って売上金を募金へと計画している人もいる。

海外あちこちでこうした活動がみられる。だからがんばってください。日本へ届きますように。

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

心配

震災から一週間がたちました。避難されている方、大切な方を亡くされた方に心よりお見舞いを申し上げます。

震災以来、インターネットで日本のニュースを見ていて気づいたのだが、報道されるニュースの内容が、CNNやBBC、こちらの新聞で報道される内容とギャップがあることだ。

日本のニュースは”何がおこったか”に重点がおかれており、海外のニュースはそれに加えて”今後の可能性”を報道している。

例えば、原発に関することであれば、どういう防御設備があったけれど(13策)、それがすべて稼動しなかった、と詳しくそのことについて書かれている。現時点で最悪の場合を回避する策は少なく、カナダ政府もアメリカにならい在日カナダ人に80Km圏内から退避することを勧告していまる。このギャップについて日本での会見では”海外側の情報の解釈違い、混乱、基準の違い”などをあげていたが、海外はまったく逆の見方をしている。

災害地や避難場所での医療の現状はどうなのだろうか。避難先で慢性病(高血圧、心臓病、糖尿病などなど)の薬を持っていない人への対応はどうなのだろうか。避難民は30万人を超えている。薬がなければ慢性病が急性期症状を起こし、急性期医療がもっと必要になる。

水が貴重ななところで手洗いを励行することはできない。風邪やインフルエンザ、胃腸炎などの感染症の集団発生を抑えるためには、水の変わりになるアルコールの消毒剤が必要になる。医療者間で使われるものはアルコール度数が高いものだ(60%以上が必要濃度)。私が日本へ帰った時、アルコール度数が低く効果が低いものも市販されていた。日本はマスクを信じる人が多いが、病原菌が体に侵入するルートで一番なのは病原菌がついた手を口へ持っていったり、目をこするからだ(だから幼稚園や小学校で感染症が起こりやすい。手洗いの励行がとても重要)。政府の医療部門はこういうことを念頭に入れてアルコール消毒剤をいち早く避難地へ送ってほしい。

日本のニュースで低体温になったらペットボトルを脇の下やソケイ部に当てることを言っていた。お湯の温度は42度までと。糖尿病で皮膚感覚が無くなっている人やお年寄りの人にはとても危険である。”熱い”と感じることや、熱いものから体を離すことができず低温やけどを起こすからだ(カナダでは湯たんぽ、電気あんかや毛布の使用は固く禁止されている。在宅では自分のリスクで使用する人がいて冬になるとそれによるやけどが増加する)。脱水症状、低体温症、やけどなどトリプル被害はいらない。するなら直接肌には当てず、頻回な観察が必要だ。

たくさんの方が一生懸命救助活動や援助活動を行っている。政府の人もそうだろう。

しかし、未だに日本の学識者が原発問題に参加しているようには思えないし、医療に関しても、災害医療、公衆衛生や慢性病のリーダー的学識者と政府がチームを作って組織的な取り組みを行っているようにも思えない。薬の流通が確保されていなければ医療者を被害地に送っても効果的に医療を行うことはできない。

緊急事態の中で正確な判断をするのは簡単ではない。だからこそ外からの助けを受け入れ、グローバルなチームで取り組むことが大切なのではないだろうか。

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

東日本大震災

11日の大地震から3日目になろうとしているが余震もまだまだ続き不安な日々が続いていると思います。遠くから心を痛ませながらニュースやインターネット情報を見ています。

こちらはメーリングリストから回ってきた災害マニュアルページです。

http://www.coe-cnas.jp/keaken/

災害地で慢性病や妊娠中の方もいらっしゃると思います。医療者の方もフル回転で働かれていると思います。ぜひ参考にしてください。

アメリカで働いている日本人ナースプラクティショナーの方々が日本へ応援に出発します。あちこちで募金集めが始まりました。早く被災地の方に届くことを願って。

私が日本人だからと、たくさんの人からメールや電話をもらいました。仕事仲間や旦那の仕事仲間の方まで。私の家族は被災地から離れているので大丈夫ですが、周りの人の温かさを感じました。私の大学では日本人とニュージーランド出身者にたいして特別なカウンセリングデーを開催することになりました。

こういう時こそ心のケアが大切です。被災地の方に、そこで働いている方たちに心のケアがいち早く届きますように。

バンクーバーもリングに乗っかっています。数年前のシアトル地震で少し揺れたのが最後でしょうか。いつかここにも大規模な地震が来ると言われています。先日のニュージーランドの地震で旦那はすべての家具を地震転倒防止のため固定しました(食器棚などのロックはまだつけていませんが)。それから我が家は被災道具は揃えてありましたが、今回の地震を機に被災用の水と食料も準備することにしました。賞味期限切れがわかるようにチェックリストをキッチンに書き込みました。使う必要がないことを願って。

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

出場決定

甥っ子が3月下旬に開催されるブレーメン国際柔道大会のU17に出場することが決まりました。夏の大会で3位になった彼。本来は一位の選手が出場するけれど、一位の選手は体重増加にともなり階級があがり、二位だった選手は怪我で手術となり、出場権が回ってきたようだ。甥っ子は10月から全日本ジュニアの強化選手にも選ばれて毎月東京での強化合宿に参加していた。まだ中学生というのに合宿で高校生をバンバン投げていて監督の目にとまったとか。

夢に向かってがんばっている姿っていいですね。叔母さん家族は遠くから応援してますよ~。初の世界大会楽しんでね!

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村
記事検索
最新コメント
最新トラックバック
前立腺がんの痛みと向き合う (患者目線の前立腺がん名医と手術)
病歴の大切さ
前立腺がん完治への道 (闘病記~前立腺がん名医探し~)
病歴の大切さ
前立腺がん闘病記の読み方 (前立腺がん名医探しの旅)
病歴の大切さ
行き場の無い患者さん (英国ホスピスコラム)
回転率
ナースに対する暴力 (オーストラリアで緩和ケアナース)
アサルト
お気に入りブログ
livedoor プロフィール
Powered by NINJA TOOLS
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ