ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

カナダでホスピス看護師をしています。2009年9月からバンクバーの某大学院 でMaster of Science in Nursing を始めました。End of Life CareのCNSになれるようにがんばります。半学生、半看護師の生活です。そして3児の母親でもあり、カナダ人の夫とは11年たっても熱愛中でごじゃいます。ブログに登場する人物名はすべて仮名です。

恋しい日本

外から見た日本

私たちが帰省するとき母はいつも朝日新聞英語版を旦那のために注文する。毎日英語で新聞が読めて旦那は大満足。母の心遣いにはいつも頭が下がる。

で、帰省のたびに旦那から浴びる質問、質問。いつも「どうして日本は、、、」と質問が始まる。例えば、どうして日本の警察は公判に入る前に多くのの情報を新聞に流すの?カナダでは事件の詳細はメディアに流れない。事実は当事者しか知らないことだから公判時の論点になるからだ。それなのに新聞には動機や使用された品の大きさや形、時間、被害者がどんな姿で発見されたか、どこで見つかったのかなどなど。それに加え「全面的に犯行を認めている」と被告が犯罪を認めるなんて信じられないと言う。旦那は弁護人はいないの?不利になるような発言は控えるように示唆されないの?と。そう言われればそうだ。おかしい。罪を犯した人でも法の基に公平に裁かれるべきだ。検察側と弁護側の公平さがあってこそ成り立つことだ。しかしながらマスメディア、もしくは社会からのプレッシャーでその公平さが維持されているのだろうか、と思う。

日本で亡くなった外国人の死亡の例があった。彼は裸で発見され、その内容が新聞に翌日報道された。裸で発見されたことで覚せい剤の使用やいかがわしいことをしていたなどその友人にとっては根も葉もないことを書かれたと感じたそうだ。白人にとって裸で寝ることは日常的なことで、異常な行為ではない。その情報が新聞に載ったのは詳しい捜査が行われる前だ。個人のプライバシーの侵害などのセンスも薄いと旦那は感じている。カナダでは人権を重んじる国なので、公開して良い内容とそうでない内容など警察個人の判断では流出できないようになっている。

外にでて改めて思う。先進国として他国と同様の刑法や刑事訴訟法があるのにマスメディアが絡んで公平さを失っているような、そしてそれを不思議だと思わず過ごす国民。125年前に明治維新に関わった人たちが今の日本をみたらいったいどんなことを思うのだろうか。

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日本の映画

実家の島根県にある一畑電鉄。松江温泉駅から祖母の住んでいた(今は老人施設に住んでいるので)出雲大社を走る私鉄。実家にいたころは何度か利用した。旦那と帰省するようになってからなんとも言えないノスタルジックな電車にもっと惚れて利用している。で、この夏の帰省時、乗りはしなかったが、駅に行って足湯につかった。その時みた看板。Railwaysって映画が作られていたと知った。偶然にも帰りの飛行機の中で上映中の映画のひとつだったので、見てみた。

大好きなふるさと、ゴトゴトと宍道湖湖畔と田んぼの中を走る。出雲大社の駅のシーンは自転車で駅まで送り迎えに来てくれていた祖母のことを思い出す。旦那はとてもこの映画を気に入っていた。私もと言いたいところだが、ちょっと気に入らないところがあったのだ。

主人公の母親が死ぬ場面だ。彼女は余命短いがんと診断され、本人に告知されることなく死ぬのだ。本人に告知をしないことが、未だに当たり前なのだろうか?と考えさせられた。それに加え様態が悪くなったとき、酸素やら点滴やらして持ち返し、最後の場面も再び、そういう医療行為をする中で亡くなった。これが普通の市民が想像するがん患者の最後の時なのだろうか、と。そうだとするとホスピス緩和ケアのフィロソフィーはまだまだ浸透していないのだ、と思わされた。それと同時にこういう誤解を招くようなドラマや映画をもう創らないで欲しいと思った。

人間らしく最後の瞬間を生きる。医療者にベッドの周りを占領されるより、静かに大好きな家族の手を握りながらさようならができる、そういう環境を整えられることが大切だ。「お医者様にすべてを尽くしてもらった」という家族の満足感、「すべてを患者に施した」という医療者の満足感が何よりも優先されている。患者自身はいったい何を望んでいたのか?その人の人生の最終幕をその人らしく下ろすことができたか?が抜けている。患者が中心にいるはずなのに、患者が抜けてしまっている。そういう古い医療モデルからの脱出を願いたい。

酷暑脱出

昨日、日本からカナダへ戻ってきました。日本の暑さは異常で猛暑を通り越し酷暑でした。冷房なしでは暮らしていけず、外出するときは汗ボタボタで首にタオル状態でした。しかし家族全員体調を崩すことなく3週間の滞在を楽しみました。ハイライトといえば1週間のドライブ旅行でしょ。走行距離996Km。城之崎温泉若狭金沢五箇山白川郷名古屋と名所めぐり、そしておいしいものを食べておいしいお酒を飲んで大満足。おかげで体重もしっかり増えました。宿はどこも温泉があるか、ホテルでも大浴場付と毎日お風呂三昧。足湯にもたくさん行きました。白山の登山口、白水湖温泉もクネクネ道を上がって行ってきました。登山のあとに温泉なんて良いね~~もちろん最期の〆はセントレアの展望大浴場にしたかったけれど、絵里佳がかなりぐずっていて断念。

五箇山の合掌造りの民宿ではなんとカナダモントリオール出身の家族5人と遭遇。夜も朝も英語で話しまくり。旅の話や子育てから政治まで楽しいひと時でした。

そして、横浜でのセミナー。参加者12人という小グループだったけれど、これまたいろいろな人に出会いました(こぶたの部屋の住人さんgitanistさんまりあさん)。想い、思い、おもいの管理人さんがブログで内容をうまくまとめてくれていました。伝えたいことが伝わっていて、とてもうれしく思いました。医療者全員が患者中心のケアの真の意味を知ることの大切さをこれからも伝えて行きたいと思っています。

それから日本で新しい眼鏡を作りました。秋になったら新調しようと思っていたもの。日本に着いて早々フレームがバキッと折れて、眼鏡屋へ駆け込み作りました。この時気づいたのだけれど、日本の方がずっと安いし、やはり日本人の顔にあった眼鏡をそろえている!今までいつもレンズが目のそばにあったような気がしたのは鼻の高さがないからだったのだ~と妙なことで感心してしまいました。新しい眼鏡のかけ心地の良い事、良い事。旦那も値段の安さにつられてひとつ作って帰りました。彼は私の逆で鼻が高くてハチが小さくてあうものを見つけるのが大変だった。

あと、佐伯チズ認定のマッサージ師の友人にマッサージをしてもらいました。気持ちいい~~化学薬品とかでごまかさず、技術で勝負の手法、肌が元気になりました。彼女からの助言は日焼け止めをしっかりするように、、、、。やっぱり肌にも無理がたたっているか、、、。

カナダは秋晴れというのに18から20度で酷暑に慣れた体には寒いと思うほど。今朝は暖炉に火をつけそうになりました。子供たちの学校も今日から始まり、私は来週から。明日からは新仕事を始めます。いろいろな”新しい”が始まる9月。体調を崩さないようにがんばります!

旅行の写真たち

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生まれてはじめての花火を楽しむ3人

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地元のお祭り。酒を注がれて大喜びの旦那。4人とも浴衣を着ました。


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ヨーヨー釣りが大好きな絵里佳

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新調のサングラスでご機嫌な旦那。日本海は美しい~

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鳥取砂丘へも行きました。暑いよ~

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カランコロン城崎温泉外湯めぐりは楽しい。

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天の橋立へも行きました。

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子供に戻ってこんなこともできちゃいます。壊れなくてよかった~

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暑くて、暑くて、タオルや手ぬぐいが放せません!

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3週間の旅をサバイバルした絵里佳。またまた成長したようです。

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おめでとう3位入賞

いやいや帰ってきました日本。とっても暑いです。猛暑なのですね。11年前の夏とは比べものにならにほど暑い!

そんな中、甥っ子の全国中学柔道大会が実家の島根県松江市で行われました。全国大会の個人選出場は今年が初めてとか。2年半ぶりに会う彼は大きくなってとても堂々として目標に向かっているキラキラしたものがありました。結果は準決勝で破れ3位。彼の試合を観るのは初めてで私や旦那AJはハラハラしていたけれど、弟は冷静にビデオ撮ったり、もしかして慣れ?でも義妹はやはり母親、試合のあと彼女が試合に出たのかというほど疲労が顔に出ていた。こんな調子で月1-2回は試合に付き合うから心臓や胃が痛くってと言っていました。柔道に力を入れている私立中学なので試合の他にも遠征やら何かと保護者として大変と。親や周りの協力がないとここまでこれないのだ、と思った。弟夫婦は日程中はホテル滞在。試合が終わるととんぼ返りと食事を一緒にする暇もなく、ちょっぴり寂しかったけど、仕事を持つ二人、仕方がありません。ご苦労様です。

しかし、どの階級も中学生とは思えない風格があって驚き。体のサイズも大きいし、AJは高校生の試合かと思った、と思うほど。きっとこ中に将来の日本柔道会を受け継いでいく子がいるのね、と楽しみになった。ルールなどを弟に教えてもらったので観戦の仕方がわかった。次のオリンピックを楽しみにしよう!
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暑いですわ~

暑いです。昨日また記録を更新しました。34度です。

え!日本に比べれば序の口?そうでしょう。夜は10度代まで落ちるのだから熱帯夜の日本に比べればなんてことありません。

しかし、ここ北緯49度ですよ。こんな北国なので耐えられません。汗がじわーっと出てきます。空気が乾燥しているので水分補給をしないと脱水になるもの早い。

そういえば初めてバンクーバーに来た時(7月に入国)、夜何度も足がつっていました(こむら返り?)カナダ人に話したら「脱水だよ。しっかり水分とって、塩をなめてごらん」と言われました。やってみるとぴたっと足の引付けが止まりました。

ここは日本のように湿度が高くないので、暑くても汗がすぐ蒸発するような感覚です。12年目になったからか、汗をかくようになりましたが、初めての年は汗をかきませんでした。汗をかかないー>水分補給をしないー>脱水の図式でした。

変わったと言えば色黒になったこと。もともと色黒だったけれど、もっと黒くなったのだ。来たばかりの時は日焼けを避けるため、日焼け止めを塗って、しっかり化粧もして夏でも長袖を着ていたけれど、今はそんなことちっとも気にしない。日焼け止めなしで散歩をすることもしばしば。だってここの夏って短いのだもの、太陽がギラギラしているのがうれしくって。でも緯度が高いから紫外線メチャメチャ強いのよね~としみだらけの顔を覗き込みちょっと反省。

もうすぐ日本。11年ぶりの夏でとっても楽しみ。子供のように指折り数えてきました~旦那と子供たちにとっては初めての日本の夏。夏ばてしないようにサバイバルしてね~と思っています。

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買っちゃいました

日本行きのチケット!

8月18日から9月7日まで帰ります。
12月に帰ったばかりなので、最後の最後までどうしようか迷っていたけれど、家族にあの暑ーい日本を経験してもらいたい、実家である伝統的なお祭りをみてもらいたい、と決めちゃいました。

一度帰ることを決めると悩んでいたことはどこへやら、、どんな旅になるかウキウキわくわくです。また皆さんに会えることを楽しみにしています。

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