ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

カナダでホスピス看護師をしています。2009年9月からバンクバーの某大学院 でMaster of Science in Nursing を始めました。End of Life CareのCNSになれるようにがんばります。半学生、半看護師の生活です。そして3児の母親でもあり、カナダ人の夫とは11年たっても熱愛中でごじゃいます。ブログに登場する人物名はすべて仮名です。

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蕎麦屋のカレー

先日購入した、レシピ本の中に蕎麦屋のカレーがあった。今まで蕎麦屋のカレーは普通のカレーを薄めて使っているのだと思っていた。これを読んで、だしとしょうゆとみりんが使ってあるのねと納得。食べてみたくなり、早速作ってみた。そばやうどんはダイエット中のため、食べれないのでご飯と一緒に食べてみた。そのおいしかったこと!和風のとても懐かしい味だった。日本だったらどこででも食べれるカレーそばやうどん。でもここでは食べれない。こうやって自分で作るしかないのだ。94a869db.jpg


このレシピ本に書いてある、簡単だしのとり方がこれまた簡単でおいしい。干ししいたけ一個、いりこを数本そして、昆布を10cmぐらいに2カップの水を入れて冷蔵庫に入れるだけ、10時間後にはおいしいだしができている(寝る前か朝一番に作っておく)。一日で使い切らなくてはならないけれど、普通のだしとりに比べたら、ずっと簡単。これを使って和食を随分作ってしまった。どれもこれもおいしく大満足。

最近、近所の日本人仲間を募って、レストラン用の食材を大量購入、配達してもらった。注文するのはもちろん魚介類。肉に比べて新鮮な魚の購入が難しいし、種類もないので、こうすることでいろんな魚が食べれる。先日SeaBassを食べてみた。辞書で引いてみるとスズキ科の魚だそうだ。きれいに切り身になっているので、どんな魚か想像できなかった。バター少しと野菜とレモンでホイル焼きにしたら、舌がおちそうなほどおいしかった。すべての魚が冷凍されているので、2ヶ月に1回の配達だ。カナダではまとめ買いが主流で、ほとんどのものが冷凍にされている。冷蔵庫についている冷凍室では足りなくて、大きな冷凍室だけをガラージに置いている家庭も多い。人口が少ない田舎なので日本のような食品販売のやり方ではやっていけないからだ。夕飯を何にしようか考え、スーパーや近所の魚屋さんへ買い物に行っていた頃が懐かしい(一時はこれがしたくて真剣にグランビルアイランド付近への引越しを真剣に考えた)。

カナダで暮らしてもうすぐで10年。それでもやっぱり日本の味が恋しい。いいやもっと、以前よりもっと日本の味を恋しがっているのかもしれない。

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太陽SeaBassってこんな魚らしいよ。カレーの写真は私が作ったものではなりません。全部食べてしまった後に写真を撮ればよかったと思いました。

ダイエット

ダイエット、、、私は一度もこういうことをしたことがなかった。だってどんなに体重が増えようとも、食べることが大好きなことと、何時死んでも悔いが残らないようにしっかり好きなものを好きなだけ食べなきゃと言う思いがあったからだ。そんな私が最近ダイエットを始めた。と言うよりも食事療法。

妊娠を目標に慢性疲労の改善と体調を100%にするためにキャシー先生にいろいろ検査、治療(といってもNaturalPathなのでハーブなどで)してもらううちに行き着いたものが、Candida Alibicans。何でもストレスが高かったり、ホルモン治療、抗生剤の使用などで腸管内にカンジダ菌が爆発的に増殖。そのお陰で他の良い菌たちが減少し、食べても栄養を消化吸収することができない状態という。Vegatestというものを行ったらたくさんの食物に体が拒絶反応を示していた。

これを治すためにハーブ系の薬はもちろんのこと、食事療法も合わせて行わなければならない。カンジダ菌は甘いものとイースト菌とストレスホルモンが大好き。それを全面的にカットする食事。その上Vegatestで陽性に出たものすべても止める。これをまず6週間してくださいと。これを言い渡された時のショックと言ったら、、、、、

テストで陽性に出たもので驚きだったのが、オレンジ、トマト、ツナ、かに、きゅうりにキャベツにマッシュルーム。小麦、大麦系、乳製品は全滅、ナッツ系も全滅。塩や酢、蜂蜜まで陽性。アルコール類やビールを作るのに必要な原料品のほとんどに陽性。保存料や乳化剤やMSGなどにも陽性でシリアルや市販されているクッキーやソースなども全面禁止。お米と卵、豆類が陽性でなくてよかった~。もともと牛乳は全く飲まないし、パンやパスタもあまり食べないから、大丈夫と思ったのが間違いだった。普段は食べなくても、食べては駄目と言われると、食べたいと思ってしまう。ダイエットはまさに欲求との戦いだ~。それから大好きなお酒類が全く飲めない。コーヒー紅茶も駄目なのでお湯をすすっている。毎日3回ご飯を食べて飽きてきた。そこで、QuinoaやKamutなどを使ったパンケーキなどを作ってみたけれど、生臭い感触で、、、、。砂糖は絶対駄目と言われて、じゃあその代わりにメープルシロップを使えばいいやと思ったら、それも駄目、黒蜜や黒糖もだめ。日本食も作ることもままならず、最初の一週間はイライラ最高潮!

イライラすればカンジダちゃんが喜んで増殖するから、自分で少し緩めることを決意した。だいたい北米では、パスタやパン乳製品(カナダは乳製品の消費量が一位だそうだ)、冷凍食品、保存食の消費量が高い。以前にも書いたが摂取カロリーは高くても、栄養価が低い食事だと私は思う。私は自分で野菜のピクルスも作るし、パスタソースも自家製だ。シリアルを毎朝食べたりしない。そんな私を他の北米人と一緒にされては困る(しかし、テストの結果で体がたくさんの食品を拒否しているのが問題なのだけれど)。

日本では簡単クッキングとして重宝される電子レンジ。キャシー先生をはじめ多くの人がレンジは栄養素を壊すどころか、発がん性の恐れがあるという。日本ではたくさん使っていた市販のソース類。カレーやシチューのルー。カップラーメンにレトルト食品。今思い返すとすごい量の保存料を摂取していたと思う。手間を省くために便利なものにあふれた日本。忙しい私にはありがたいものだった。しかし、新鮮な食物であれば冷蔵庫の中でも腐食していくもの、それを長い間保存できるのだから、すべてのものに化学成分が含まれていて当然なのだろう。もしかしたらそういう食品を取り続けたから今の体の状況になったのだろうか。

キャシー先生の勧める本には素材のおいしさを使った素朴な料理方法ばかりだ。マヨネーズの作り方まで載っている。便利社会とおさらば、もっと人間の生活の基本に戻るときなのだろうか。

食欲の秋

秋になったせいか、とにかく甘いものが食べたくなる。先日Hマート(韓国系のスーパー)へ行った時には、手当たり次第甘いものをカーとの中に放り込んでしまった。柏もち、バームクーヘン、大福、菓子パンを何個も。料理本を開ければお菓子のページばかりチェックしている。

おいしいかぼちゃが手に入ったので(かぼちゃは当たりはずれがひどい)、どうしても作りたかったかぼちゃのプリンを、夜勤の中日にもかかわらず作ってしまった。作っている最中から味見しては、出来上がりを想像してニヤニヤ。子供たちはあの何が入っているかわからない、バニラプディングの方が好きなので、こういう手の凝ったお菓子は、日本人のお友達と食べたいのに、勤務や研修が詰まっていてそういう暇もない。悲しい。さて、味は?おいしかった~かぼちゃの甘味と卵のしっとり感。一口一口味わって食べました。

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Hマートでおいしそうな栗もみつけた。よくこちらでみかけるのは空かすかの栗で、剥いたり湯がいたりする労力に対して収穫が少ない。でも今回のはカリフォルニアからきていて、大きくどっしりしている。モンブランや栗の渋皮煮でもしようかとウキウキ。

カナダへ来てからすっかり料理人になってしまった。日本にいたころは考えられないような料理振りだ。と言うのも、日本のようにおいしいものを食べれるところがないからだ。食べることが大好きな私にとって本当につらい事実だ。ヨローッパや日本のように繊細なケーキはなく、甘くて砂糖と生クリームたっぷりの特大のケーキがはびこっている。Hマートやアジア系のスーパーで日本のお菓子が輸入されているけど、どれもこれも一旦冷凍されたものなので、自分で作ったほうがおいしい。

そして、これはトマトソースをぐつぐつ煮ているところ。

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絵里佳が生まれてから、オーガニックの食品を購入するようになった。確かに値段は高い。でも将来への投資と思って買っている。加工食品も出来るだけ使用せず、自分で出来るだけ作るようになった(絵里佳が日本のカレールーで湿疹が出たから)。保存料や防腐剤、そのほか何が入っているか、明確でない方が多いからだ。カレーのルーやホワイトソース、トマトソース、ピザソースなどなど。手間はかかるけれど、自分で作ったほうが味が調整できるし、おいしい。パンもパン焼き器で作る。いろいろなパンに挑戦して結構面白い。

家庭と仕事、いつもいつも時間があるわけではないけれど家族と自分自身の健康のため、出来る限りやっていきたいと思う。それから私の食欲のためにも!

おこぼれ

旦那の職場仲間に釣り好きの人がいます。いつも鮭を釣っては、身だけ取って、骨や頭の部分は捨てていると聞いて、それください!と言ってしまいました。

先月、頼んだ通りたくさんの”ごみ”を持ってきてくれました。あけて見ると、骨といっても、まだまだたくさん身は付いていて、マグロで言う、なかおちですね。スプーンでこそげてたくさん取れちゃいます。これは鮭バーグに変身。頭はもちろんカマつき。脂が乗ってておいしいのだ~。オーブンで焼いて、しょうが醤油でいただく!うーおいしい。骨の残りも一緒に焼いて、小さい身はふりかけに変身。

もちろん切り身もたくさんもらいましたよ。私はソッカイが好きなのだけれど、ホワイトサーモンにほれ込んじゃいました。白い身だけれど、脂が乗っていてとってもおいしい。ソッカイがくずに思えるほど。

今日はそのホワイトサーモンの頭を焼きました。とても大きくて、大皿よりでっかし、とっても重い。その魚は50Kgちょっとあったって言ってたよなー。旦那は食卓にのる、絵里佳の頭より大きい魚をみてぎょっとしていました。まるで、野蛮人みたいと。サーモンがにらんでいる~と。でも一口上げたらうまい!の一言。酒が進みました。

白人はごみとして捨ててしまうもので、こんなに食べれるし、喜ぶ私ってなあに?とも思うけれど、ものを無駄にしない日本人の(アジア人も)いいところよねー。と海の幸に感謝した夜でした。

大根の葉

ChoicesMarketで大根の葉つきが売れてると聞き、行ってきました。あるある。緑の長い葉っぱが付いているではないかー。とってもうれしくなりました。白かぶもあったけれど、ピンポン玉のように小さい。でもやわらかくておいしそう。頭が紫のかぶは日本のと違って繊維が多いから、白かぶにうっとり、、、でも小さいということで買いませんでした。

早速夕飯に!刻んでゴマ油でジャーっと炒めて、ちりめんじゃこ(T&Tで購入)を混ぜて、いりゴマとしょうゆで味付けてご飯にかける!日本の大根の葉に比べ味が薄い(あのぴりっとした苦味と風味がない)けれど、しゃきしゃきしておいしいーと大満足でした。

もっと身近にあってくれればいいのに、毎週買いに行くのもちょっと遠いよね。もっと買っておけばよかったとちょっと後悔。

日本ではこんなにありがたがって食べなかったのにねー。海外生活って不思議ですよ。

満足度

何を食べても満足しない日々が続いていて、きっと日本食に飢えているからだと思った。いろいろ作ってみても満足しない。きっとレストランの味に飢えているのだと思い、DTへ行った時、嫌がる子供をカルピスソーダー(日本で飲んで大好きになった)でつって、ざっ串へ行った。

メニューを見ながらやーどれもおいしそう!と全部注文したい気持ちを抑えて、軟骨のから揚げ、大根のサラダ、えびマヨなどなど注文した。子供は私の忠告も聞かず、カルピスソーダーを飲み干して、スペシャル丼も食べ終わらないうちに”お腹がいっぱい”と言う。私は一口一口味わいながら食べているというのに、”ママー早く家へ帰ろーよ”攻撃。10分ごとに時間を教えてくれる。そして不満いっぱいの顔を見せて、もじもじとする。たちまちおいしさ半減。子供なんか連れてくるものじゃなかった。だんなと来ていたら、お酒飲んだり、ゆっくり食べて楽しいのにーと後悔。結局期待したほどの満足感は得れなかった。

そこで急に、だから最近、食事に満足しないのだと気づく。義姉が居候を始めて5ヶ月目。何もしない、ありがとうの一言も言わない姉にストレスが溜まりに溜まっている今日この頃。そんな人に食事を作っている自分に腹が立つ。どんなにがんばって料理しても、おいしくても、満足しなくて、夜は間食が尽きない。それでも何かが欲しくて口に入れてしまう。自分でもどうしてかわからなかった。

食事の満足度は、味だけではなく、場所の風囲気、一緒に食を楽しむ人との会話などが影響するのだなと、思わずにはいられなかった。


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