としてしまった。テレビを見ない私だが夜勤明けで疲れていてソファーにゴロンとなった時放映されていたのでついつい見てしまった。テリーフォックスの希望のマラソンの映画 "Terry"。
一年に一度学校をあげて(というより国全体で)盛り上がるテリーフォックスラン。それにあちこちでみられる銅像。話は聞いていたがこんなにすごい人だとは知らなかった。
18歳の時、骨肉腫により右足を切断そして化学療法。入院中に出会った小児がん患者たち。カナダのがんリサーチに対する投資の低さ。彼はカナダ横断マラソンを義足で行いがんリサーチの募金を集めることを決意。22歳、1980年4月に彼は東海岸セントジョンを出発した。毎日フルマラソンに近い42kmを走り、がんの肺転移が見つかり治療のためマラソンを中断しなければならなかった。143日間に走った距離は5.373Km(半分をちょっと超えたところ)。集めた募金は1.7億ドル。彼は化学治療のあとマラソンへ復帰しカナダ横断を終了する予定だったが、8ヵ月後永眠された。
彼の死後も彼の思いは今も引き継がれ、テリーフォックスランは50ヶ国も参加して行われる大きな募金活動となった。これまでに集まった募金は500億ドルにも昇る。そして今年は30周年記念となる。
バンクーバーオリンピックのオープニングセレモニーでオリンピック旗を会場に運んだ一人がテリーのお母さん。テリーはカナダ勲章や数々の表彰を受けている。
映画は涙なくしてはみることができませんでした(もともと涙もろいのですが)。終わってからインターネットでサーチしてもっと感激。一人の人間がここまで人を動かすことができるなんて、と人間のすばらしさに感動した。
テリーフォックスファンデーションのサイト。ここでいろんなビデオクリップがみれます。
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