ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

カナダでホスピス看護師をしています。2009年9月からバンクバーの某大学院 でMaster of Science in Nursing を始めました。End of Life CareのCNSになれるようにがんばります。半学生、半看護師の生活です。そして3児の母親でもあり、カナダ人の夫とは11年たっても熱愛中でごじゃいます。ブログに登場する人物名はすべて仮名です。

患者

パニック

昨日訪問中にオフィスから電話が入った。停電で電話も機能していないので、携帯電話だけを使うようにと。オフィスは18階建てのビルディングの15階にある。エレベーターは動いているが、非常灯のみで中は暗い。何でも急にビルディング全体の電力がなくなり非常用の自家発電も一機しか稼動していないとか。他のテナントはすでに退避していて、ビルの中はとても静か。はじめは数時間で回復予定と電力の回復を待っていた。なにせコンピューターがなければまったく仕事ができないのでオフィスに戻ってからは電力の回復を待っていた。

しかし原因がまったくわからず電力は4連休明けになると。えーとあわてて手書きの記録に切り替える。しかし過去の記録がすべてコンピューターの中。今日観察したことを比べようにも比べられない、、、、。コンピューターに頼りきるとこういうことになるのね~。オフィスが使えなくても患者が待っている。隣の訪問のオフィスへこの4連休の間だけ引越しすることになった。

緊急会議でどうやってこの非常事態を切り抜けるか伝えられた。引越しといっても患者のカルテやら医療用材など4日分だ。幸いにも隣の訪問のオフィスには使っていないコンピューターとカメラなどがあるのでそれは使うことができるのでカメラなどハードな資材は運ばなくてよい。しかしこの4連休中に大規模なお祭りがそのオフィスの近辺で行われることになっていて、交通渋滞は避けられない。普段ならEカーデックスというコンピューターが吐き出す受け持ち表を使うけれど、それも使えない。オフィスナースといわれる看護師が頭を使って翌日の受け持ちを作り出している。Eカーデックスに取り込まれる情報はすべて電話で行われる。それが使えず携帯電話で行っている。普通の電話と違ってメモリーの量もぜんぜん違い、間違いが出るのではないかと不安がでる。OOOになったらどうしたらいいの?という質問が飛び交う。半ばパニック状態のスタッフ。慣れた自分のデスクを離れることに不安が付きまとうのは当然だ。しかし、私は心の中で”こんなことでパニックしていたら、日本で起こったような地震にあったらこの人たちどうするんだろうな~なんて考えていた。と客観的な意見。というのも私は5連休。12年目の記念旅行でオレゴンコーストへ3泊4日で出かけるのだ。だから心の中は人事状態と言えば感じが悪いか。

できるだけ早くビルディングから離れてください、と各スタッフが両手に抱えれるだけのものを持ち足早にビルディングを離れた。4日間サバイバルしようね~と手を振って。



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オリエンテーション3週目

あっという間に3週目。今日から一人で運転して訪問を始める。質問があればメンターに電話をして聞くということになっている。初めてだからと、今日与えられた患者数は二人。ゆっくりしておいで~と言われて、時間をしっかりとったつもりでも、昼過ぎには記録も何もかも終わってしまった。残りの時間はEメールの整理をしたり、持参した宿題をして時間をつぶす。オリエンテーション開始以来、しっかり宿題をさせてもらっています。仕事場ですればするほど、家でする量が減るので、大助かり。オリエンテーションが済んでからもこういう余裕があったらうれしいな、とちょっぴり期待。

初日をなんとかしのぎ、一安心。明日はしっかり休憩を取るようにとまで言われた。図書館にでも寄ってくればいいのにとまで。今は落ち着いているシーズンで患者数も少ないとか。しばらく甘えさせてもらいます。

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