ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

カナダでホスピス看護師をしています。2009年9月からバンクバーの某大学院 でMaster of Science in Nursing を始めました。End of Life CareのCNSになれるようにがんばります。半学生、半看護師の生活です。そして3児の母親でもあり、カナダ人の夫とは11年たっても熱愛中でごじゃいます。ブログに登場する人物名はすべて仮名です。

緩和

缶詰

いつもながら、締め切りの前はいつもこれだ。オンラインだからと、仕事をフルタイム並みに入れたのが大きな間違い。特にこの2週間超忙しく、仕事でどっぶりと疲れ2時間集中できれば良いと思う程度しか勉強がはかどらない。その上先週末はカンファレンスで6日働いて一日休みなんて日本で働いていたときのようなハードスケジュール。疲れが蓄積して泣きそうでした。それでも週始めの一部目の締め切りに間に合い、ほっとする間もなく2部目をがんばっています(月曜日の夕方が締め切り)。集中力が途切れたので、気分転換に久しぶりにブログをと、書いています。

この2週間どんな仕事をしていたかと言うと、もちろん訪問看護をしていたが、その上コンサルテーションの休暇をカバーしてほしいと、頼まれ二つ返事で引き受けてしまったのが誤りだった。フルタイムの仕事。でも訪問のシフトが入っているので週に2-3日しかできないけれど良いかとマネージャーに聞いたら、それだけでも来てくれたら助かると言われた。しかし私が週に2-3日来るからと言って誰かが穴を埋めてくれるわけではない。だから5日分の仕事を2-3日で終えなければならないのだ。超過勤務は許されないので、時間きっちりに帰る私が毎日超勤。だってこなさないと患者さんがホスピスに行けなかったり、症状緩和ができなくてつらいなんてのをほっとけないからだ。そしていつもは緩和医師と仕事をほぼ二分するのに、緩和医師が急な理由で3週間休みを取ることになり私一人ですべてすることに、、、、。新患の紹介は一日2件以上はしない私が3件たまには4件も回って、こりゃ時間どおりに終わらないわけだ。その上今週はコンプレックスなケースが多くて、頭が爆発するかと思った。金曜日は新患が一人もなくフォローする患者もその日はなくて、今まで超勤した分を取り戻そうと、それはそれはゆっくりとした日をすごし足早に帰宅しました。夜はお友達の誕生日会で洒落たバーでひたすら食べて飲んで笑ってと楽しい夜をすごしました。今朝は寝ても寝たりないというほど、起きれなくてヨガをして目が覚めて現実帰り。朝からずっと机に向かっています。明日も一日缶詰でしょう。あー肩が痛い。

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いたせりつくせりの訪問看護

訪問看護のオリエンテーションが終わり、独り立ち。先日フル量の仕事をもらい、それも立派に終了。ちょっと誇らしげに思った。オリエンテーションは終わったものの、教育はまだまだ続く。うちのオフィスだけでなく、同じHAのオフィスが共同して行う新採用者の教育はとても充実している。今週行ってきたのは、先日はWoundCareで今日はIVについて。

病院にいた時やホスピスへいた時も積極的にWoundCareのワークショップに通った。知識があるのとないのでは看護に差がかなり出るからだ。30%の仕事がWoundCareということで、内容はとても充実していた。基礎的な知識から実践的なところまで。なるほどと思うことが多かった。このシリーズは6回あって、6回終了すると完璧ということになる。次回は糖尿病や、静脈や動脈系疾患関連のWoundCareになっている。楽しみだ。

今日はIVコース。3回に分かれていて、今日は基礎知識とPICCのドレッシングチェンジまでだった。これまたしっかりとエビデンスに沿ったポリシーやクリニカルガイドラインで安心してケアが行えるというもの。内科にいた時に雑然として教わっていたことに比べるとかなりレベルが高いと思った。

私はすでに経験があるのでいかないが、緩和ケアの教育も3回用意されている。

病棟だったら、同僚に聞いて、とかマニュアルを探しにいくこともできるが、訪問は一人で患者の家を訪れなければならない。そういう面でもしっかり教育をすることが重要になるのだろう。

恵まれている環境で、いたせりつくせりだな~と関心する今日この頃だ。

オリエンテーション一週目

訪問のオリエンテーションの一週目が終わった。訪問がプライベート化されているオンタリオ州とは変わりBC州ではまだユニバーサルヘルスケアシステムの一部。だから雇い主は今までの病院系のと同じHAだ。

訪問は慢性期と急性期に分かれていて、私が配属されたのは急性期。患者は緩和、じょく創、在宅点滴の患者だ。割合は3分の1ずつ。緩和の経験が豊富ということで、普段のオリエンテーション期間4週から3週へダウン(2週とまで言われたけど、伸ばしてもらった。せっかくつけてもらえるオリエンテーション。最大限活用したいものだ)。緩和は大丈夫とただひたすら訪問でのじょく創のケアについて学ぶ。コンピュータープログラムを使用して観察記録をするので、ホスピスや病院でやっていてた時よりずっと効果的に思える。それにホスピス緩和で働いている期間が長いので、治っていくじょく創を見るのは感動さえも覚える(ホスピス緩和は悪くさせないが目標になるので)。

ポイント制で1ポイントが15分。一日の仕事の割り当ては15-20ポイント。例えばただのじょく創のガーゼ交換は3ポイント(45分)。難しいものや緩和系だと4ポイント(1時間)となる。電話相談だけだと1ポイント。緩和の電話は2ポイント。この時間には看護そのものと記録や準備の時間も含まれている。緩和はその難しさからポイントが高く設定されている。じょく創がなくても一回の訪問に最低でも4ポイント(1時間)つけられている。

朝8時に仕事場へ行き、自分の割り当てを知り、カルテをもらい、一日の計画を立てる。必要なものを車に積み込み9時半ごろにはオフィスを出る。4人から7人ぐらいの患者の家を回り、昼過ぎにオフィスに戻り、記録をして4時半に帰宅、という具合だ。

CRNとしてコンサルタントチームにいた時は、訪問の看護師さんをサポートしていたのでなんとなくは知っていたけれど、一からきっちり教わると細かいことを理解することができるので、この仕事を取ったことをうれしく思う。

オフィスは高層ビルの上階にあって眺めがとても良い。車を仕事に使うということで、高いオフィスの駐車代も完全負担だし、もちろん走行距離に相応したガソリン代も出してもらえる。車の保険の一部も負担してもらえる。鍵つきのかばんやら携帯電話、カメラやいろいろなキットも配布され、一人ひとり自分のデスクももらえる。病院系とはまったく違いゆったりした環境だ。

患者さんも”家にわざわざ来てくれる看護師さん”として暖かく迎えてくれる。一人で家を訪れる看護師の安全も細かく守られているようだし、今のところ順調といったところだ。

今週から始まった大学院の方は今回もまたもやオンラインでできるコースを取った。看護倫理と政治だ。ペーパーは3つも書かなければならないのでそれがつらくなりそう。でも内容はコアコースの割りには興味が持てそうだから、楽しめるかな?

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