ホスピス、緩和ケア看護覚書*カナダ編

カナダでホスピス看護師をしています。2009年9月からバンクバーの某大学院 でMaster of Science in Nursing を始めました。End of Life CareのCNSになれるようにがんばります。半学生、半看護師の生活です。そして3児の母親でもあり、カナダ人の夫とは11年たっても熱愛中でごじゃいます。ブログに登場する人物名はすべて仮名です。

訪問看護

オリエンテーション一週目

訪問のオリエンテーションの一週目が終わった。訪問がプライベート化されているオンタリオ州とは変わりBC州ではまだユニバーサルヘルスケアシステムの一部。だから雇い主は今までの病院系のと同じHAだ。

訪問は慢性期と急性期に分かれていて、私が配属されたのは急性期。患者は緩和、じょく創、在宅点滴の患者だ。割合は3分の1ずつ。緩和の経験が豊富ということで、普段のオリエンテーション期間4週から3週へダウン(2週とまで言われたけど、伸ばしてもらった。せっかくつけてもらえるオリエンテーション。最大限活用したいものだ)。緩和は大丈夫とただひたすら訪問でのじょく創のケアについて学ぶ。コンピュータープログラムを使用して観察記録をするので、ホスピスや病院でやっていてた時よりずっと効果的に思える。それにホスピス緩和で働いている期間が長いので、治っていくじょく創を見るのは感動さえも覚える(ホスピス緩和は悪くさせないが目標になるので)。

ポイント制で1ポイントが15分。一日の仕事の割り当ては15-20ポイント。例えばただのじょく創のガーゼ交換は3ポイント(45分)。難しいものや緩和系だと4ポイント(1時間)となる。電話相談だけだと1ポイント。緩和の電話は2ポイント。この時間には看護そのものと記録や準備の時間も含まれている。緩和はその難しさからポイントが高く設定されている。じょく創がなくても一回の訪問に最低でも4ポイント(1時間)つけられている。

朝8時に仕事場へ行き、自分の割り当てを知り、カルテをもらい、一日の計画を立てる。必要なものを車に積み込み9時半ごろにはオフィスを出る。4人から7人ぐらいの患者の家を回り、昼過ぎにオフィスに戻り、記録をして4時半に帰宅、という具合だ。

CRNとしてコンサルタントチームにいた時は、訪問の看護師さんをサポートしていたのでなんとなくは知っていたけれど、一からきっちり教わると細かいことを理解することができるので、この仕事を取ったことをうれしく思う。

オフィスは高層ビルの上階にあって眺めがとても良い。車を仕事に使うということで、高いオフィスの駐車代も完全負担だし、もちろん走行距離に相応したガソリン代も出してもらえる。車の保険の一部も負担してもらえる。鍵つきのかばんやら携帯電話、カメラやいろいろなキットも配布され、一人ひとり自分のデスクももらえる。病院系とはまったく違いゆったりした環境だ。

患者さんも”家にわざわざ来てくれる看護師さん”として暖かく迎えてくれる。一人で家を訪れる看護師の安全も細かく守られているようだし、今のところ順調といったところだ。

今週から始まった大学院の方は今回もまたもやオンラインでできるコースを取った。看護倫理と政治だ。ペーパーは3つも書かなければならないのでそれがつらくなりそう。でも内容はコアコースの割りには興味が持てそうだから、楽しめるかな?

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あけましておめでとうございます

今年もよろしくおねがいします。ブログもあまり更新しない間に、あっという間に冬休みは終わり、明日からまた大学院がはじまりまる。そして新しい職場も。臨時でしていたコンサルテーションの仕事が終わりこの一月からは念願だった訪問看護が始まります。一ヶ月間はオリエンテーションでその後から自分のローテーションが始まります。といっても3月上旬までの臨時のポジション。病休をカバーしているようで延長の可能性があるとか。しかしフルタイムではなくFTE0.5とこれまたパート。

入りにくい訪問に入れたので文句は言いません。きっとこれを機にここでもカジュアルで働けるかな?とのんびり構えている私。

しかしこの仕事は臨時なのでカジュアル扱いになるので、私にとってなんと8個目のポジションだ。EndofLifeCareにこだわっている私は他の部門で働こうとしない(普通のカジュアルたちはひとつの病院でいろんな科をまわる)。だから3つの病院(といってもホスピス科)とTPCUそしてコンサルテーションのCRNと7つを掛け持ちする私。よくそんなことするね~と言われる。病院によりIDナンバーも変われば、駐車場のルールも変わり、昨年はうっかりして2つも駐車違反を切られてしまった。普通はカジュアルでもセニョリティーを稼いでいくわけだが、3つも(この一月からは4つ目が加わり)IDを持っている私はセニョリティーも3つに分かれているわけでとても不利なのだ。雇い主はひとつなのにめんどくさいものだ。

大学とのことがあるし仕方ない。最近はカジュアルも仕事がないと聞く。そんな中で昨年一年間収入が減ることもなく、過ごせたのは7つも仕事を持っているおかげかもしれない。うっかりダブルブッキング(2箇所とシフトを組んでしまうこと)をしてしまったりカレンダーとにらめっこが続いたり、ストレスが高まったりするけれど、仕方ないと思うことが賢明だろう。

一度はやってみたかった訪問。ふふふ楽しみだ。

ちなみに、今年のお正月は御節を作るどころか(海外にいても、子供がいても作る時は作る私)、お雑煮も祝い肴も用意することもなく、なんとなく新年を迎えてしまいました。と言うのも体調を崩し喘息発作まで起こしてしまい、まったくさんざんな年末年始でした。それでも昨日ダウンタウンへ行ったついでにわざわざ某日本食スーパーへ寄ったのに閉店。悲しいものです。先ほどめちゃめちゃだった机の上を整理して気持ちがすっきりして新年を迎えたと言う気分になりました。ようやく厄があけて、今年こそ良い年になりますように!と心の中で日本の神社に向かって手を合わせてしまいました。再び、、、今年もどうぞよろしくお願いします。

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