前回に引き続き、高校のお話。Elementaryでは学んでいる内容がわかっていようがいないだろうが学年は自動的にあがっていく。昔々はElementaryでも進級を保留させ同じ学年をもう一度させることがあったらしいが、生徒の社会性の発達のため(友達から別れる)そういうことをしなくなった。しかし高校はまったく違う。日本の高校に比べてもまったく違う。
入試なんてものはない。教室は先生によって決められていて、生徒が授業にあわせて移動する。コア科目以外は選択となり自分で選べるようになっている。同じ学年でもその選択した科目によってクラスメートが教室ごと変わる。選択クラスは時に学年を超えて生徒が混ざっていることもある。
で、そのコア科目。英語(日本でいう国語)、科学、数学、社会学でそれぞれGrade8,9,10、11、12と名前がついている。Grade9 の数学をとるためにはGrade8の数学を終了していなければならない。”終了”という意味は習得しているということ。一年授業に参加していても合格点をもらっていなければもう一度やり直しということだ。生徒の中には数学がどうしても苦手で他のコア科目は予定どおり進級しても数学だけは同じGradeを繰り返すなんて子もいるのだ。もちろん学校側も落第させるためにやっているわけではないので、サマースクールなるものを行い、パスできなかった子供たちにセカンドチャンスを与えるのだ。サマースクールは”できない子”だけのものではない。卒業間近になって進路を変えて大学のための必要単位が変わった分を取り戻すためにも来る子もいる。
6月中旬から9月の第一週とカナダの夏休みは長い。そんな中サマースクールに行く子供たちは7月に集中した授業を受ける。ここでパスできれば9月の進級を約束される。
で、うちのお坊ちゃまは”ナマケモノ”と辞書を開いたら出てくるような人で、提出物を期限通りに提出しない。テスト日を忘れてテストの準備もせずトライなんてことが日常茶飯事。Elementaryの時は先生がいろいろとフォローしてくれていたが高校では自主性を重んじているから、本人がしっかりしなければならない。もちろん私たちも親としていろいろしてきたけれど、歩きたくない馬を歩かせるのは簡単ではない。で授業が終わった時点でパスしたのは科学だけ。他の3科目はこの一年いろいろあったけど最後のテストをがんばれば大丈夫とまで言われていたからパスするだろうと思ったら3科目ともひどい点数を取ったらしい。
サマースクールに行くのならバケーションに一緒に行かれない、と私たちからも実母の家族からも言われていただけに本人はとてもショックを受けていた(そのくせにテストの前日は復習もせずテレビを一日中みていたくせに)。ところが、ところが先生からかわいがられていた彼は特別講習に呼ばれ今週は人が変わったように学校で朝早くから夕方まで勉強していた彼。で、もう一度テストを受け英語と社会はパス。数学は夏休み中にドリル本をこなして9月に試験をして決めますからだって。ラッキーだね~あの子。
高校という新しい環境で彼が進級できるかもしくは一年サバイバルできるか心配していたので、親としてもほっとした。
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あわちゃん
孝行卒業するころにはお父様のような方になっているのかしら。。。。